子ども向けマンガ教室!
新年からの連載に向けて、もっかダラダラ準備中のワタクシですが、ここへ来て、とても嬉しいオファーをいただきました。
ママ友のひとりから、「うちの子にマンガ教室開いてくれない?」と。
思い返せば、私がマンガ家だと知ると、子どもたちの目がキラキラ輝き
「何描いてるの?」
「見せて!」
「どうやって描くの?」
「私の描いた絵、見て見て~!!!」
そんなことがこれまでも数え切れないほどありましたっけ。
でも、私の対応といったら大抵、
「ご、ごめんね、売れない地味なマンガ家だからみんなの期待には応えられないの」
と、目をそらしてしまうことがほとんど。
代表作が本屋さんに並んでいるような作家だったら大見得切れるんですけど、所詮電子書籍がメインの地味なマンガ家。
それも一番売れているのは「妊娠・出産マンガ」。
小学生の皆さんにはちょっと早いし、ね。
そんな私が子どもたちに何を教えたらいいのか。
絵なんて・・・それもマンガなんて、好きなマンガ家の絵を真似しているうちにうまくなるもの。
自分で試行錯誤してこそうまくなるし、むしろ、変にうまくならない方がいい場合もあるし。
そんなことが頭をぐるぐる駆け巡り、ママ友のオファーにも
「う~ん・・・マンガなんて、子どもに教えちゃっていいものかな」
と、返事を濁してしまっていたのですが・・・。
うちの長女にその話をしたら
「え?なっちゃんも習いたい!」って、これまたキラキラした目。
理由を聞いたら
小学校の休み時間に、女子はよく落書き大会になるんだとか。
そんな時に可愛い女の子が描けたり、絵がうまかったりすると、みんなから一目置かれる存在になれる・・・って、ああ・・・そうだったな~。
私もそうだった。
みんなに「なおこちゃんすご~い!」と言われるのが嬉しくて、ますます絵を描くのが楽しくなっていったんだっけ。
マンガの描き方なんて習うものでは無い、という思いが消えたわけでは無いけれど、
それは本気でマンガ家になりたいと思っている若者に向けての思いであって、
キラキラした目の子どもたちが、教室でちょっとだけみんなに誇れる特技として、
「可愛い女の子」を描けたなら、そしてそのお手伝いが出来るのなら、
それは本当に私も嬉しいな~と思うのです。
そしてもう一つ、私が常々思っていること。
私はやっぱり、マンガは子どもたちこそ読むべきだと思うんです。
そしてマンガは、子どもたちに向けて発信されるのが一番向いているコンテンツだと思うんです。
頭が固いとか、古いとか言われそうだけど、
「大の大人が漫画なんて読んで・・・」
と言われながらこっそり読むから楽しい、というスタンスが私は一番好き。
明らかにエロ路線の絵柄がどこかの観光ポスターに堂々と使われたり、
芸能人がオタクマンガ好きを公表することがむしろポジティブに捉えられるような、
そういうのって、どうもしっくり来ないんですよ。
それを日本の誇れる文化だって言われても・・・。
・・・といいつつ、私も大人向けのマンガを描いていますから、全否定はしませんが
そんなジレンマに対する答えが見えてくるかもしれないな、という期待も込めて、
ちょっと、「子ども向けマンガ教室」をやってみようと思います。
まずは無料のトライアルレッスン。
私も今から楽しみです
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コメント
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初めまして🙇
愛知県に住んでいて二歳の娘がいますほのママといいます。
最近尚桜子さんの漫画を読む機会がありコメントをさせていただきました。
今回尚桜子さんの漫画で初めてお産トラウマというものを知りました。
私は初産から二年が経ちます。そろそろ二人目を…と周りからも言われ、主人とも時々話には出ますか何故か怖さが先立ち妊娠に踏み切れません。
尚桜子さんの漫画を読んで自分もお産トラウマなのかと考えるようになりました。
一度アドバイス等をいただけたらと思います。
宜しくお願い致します。
投稿: ほのママ | 2016年11月29日 (火) 21時55分
ほのママさんこんばんは!
コメントありがとうございます
私のマンガを読んでいただけたようで嬉しいです!
私は専門家ではなくただのマンガ家ですので
ほのママさんの役に立つお答えが出来るか分かりませんが・・・
私みたいな怖がり人間からすれば、普通に考えて妊娠・出産はなかなかハードな体験だと思います!
バースレビュー・カフェという活動で、産後ママさん達から色々体験談を伺いますが、喜びより怖さが先に立つ、という方は私だけで無く沢山いらっしゃいますし。
ほのママさんだけが特別、ということは無いです!それは間違いありません!
解決方法ですが・・・私はバースレビューの活動をしているので、そうしたバースレビューは、やっぱり効果的だと思います。
一度、ご主人や仲のいい友達に、一度目の出産の体験談を聞いてもらうなどして、気持ちを整理してみてもいいかなと思います。
一度目の出産でつらかったこと、不安だったことを吐き出して、誰かに労ってもらったり、共感してもらえるだけで、もう一度頑張る気持ちにもなるかも。
ほのママさんの一度目の出産がどんな体験だったか分からないので、一般的なお答えになってしまいましたが・・・。
「お産トラウマ」という言葉はちょっとコワイ響きですが、どうぞ心配しすぎないで、「自分の気持ちを整理するチャンス」ぐらいに思えたらいいですよね!
2歳のほのちゃん、可愛い時期ですね
うちはもう下の子も5歳なので、懐かしい~
投稿: NAOKO | 2016年11月29日 (火) 23時51分