デジタル導入!
皆様、ご無沙汰しております。
やっと、やっと、28ページ、描き下ろし読み切り漫画「春菜のテニス日記」の下絵が終わりました。
なんじゃこりゃ~!
漫画ってこんなに大変だったっけ?
読み切りってこんなにエネルギー使ったっけ?
しかもここから先は初の試み、ペン入れから仕上げまで、全部デジタルでやってみます。
しかもだれも写植してくれないので、写植も自分で!!!
貯金を切り崩して購入した大型液晶タブレットが、いかに活躍してくれるかに要注目!
そもそも、仕上げだけデジタルなら前にもやったことがあるので分かるのだけど、今回からペン入れも液タブでやっちゃいますからね~。大丈夫なのかしら。
楽しみ半分、不安半分・・・。
コミックスタジオもどこまで使いこなせるか・・・。
このデジタル化によって、大幅な「時短」を狙っているわけですが、いろいろ覚えるまではむしろ時間がかかるでしょう、普通。
でも、ここを何とか乗り切らないとね。未来への投資ですからね。
(と、自分に言い聞かせている)
それにしても・・・昔ながらの「紙とペンとスクリーントーン」なんていう道具での漫画作りは、このまま廃れてしまうんでしょうかね?
電車で漫画雑誌を広げている人もほとんど見なくなった今日この頃。
「漫画はケータイで読むもの」
となったら、正直、これまでのように「コマ割で魅せる」なんてことは必要なくなりますよね。
縦に読む漫画も出てきているようだし、ケータイならその方が圧倒的に読みやすいし。
4コマ漫画みたいなものをずーっと縦に読んでいく感じというか・・・って思ったら、わたしもすでに「助産師さん呼びましょうか?」でやってましたね、その方法。
それはそれでアリだと思いますけど、コマ割も含めて「漫画」だと思っている世代にとっては、なんだか寂しい気もします。
ドンと見開き!みたいな演出ができないって、つまんないな~。
ここ最近、電子書籍化やデジタル漫画について勉強していたのですが、必ずしもその未来は明いワケではないな、とも思います。
読む側にとっての電子書籍はひとまず置いておいて、作る側からみた電子書籍って言うのは、誰でも気軽に作品を発表できる、という点で良いことではあるけれど、
「プロとしてお金をもらって漫画を描く」
ということが何を意味するか、考える必要がありますね。
「テキトーに描いて電子書籍書店にアップしたら意外に売れてびっくり!」
なんて嬉しい誤算によりお金が入ってくるのと、最初からお金をもらうつもりで漫画を描くのと、根本的に何が違うのか・・・。
クックパットにお料理好きの主婦が投稿するレシピと、料理研究家のレシピの違いみたいなもんでしょうかね。
自分でプロだと思っているマンガ家は、そういう漫画が今後あふれてくるであろう状況の中で、自分の作品やその存在意義をより深く考えなければならない時代に来てしまったというか・・・。
私なりにいろいろ考え、今のところの結論は出ましたが、これからしばらく続くであろう漫画界の過渡期・・・良い意味での変化は進化だと思いますが、どんな状況でも本質だけは見失わないようにしたいな、と思います。
さて、そんなこんなで、もう10月も後半ですね。
久しぶりの読み切り漫画、どんなに遅くとも12月には、電子書籍として皆様に読んでいただけるよう、がんばりま~す!
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投稿: Johna850 | 2014年10月17日 (金) 22時41分