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まじめなアメリカ&日本考②

ちゃちゃっと行きます!

次は育児についてです。

アメリカでは、日本のニュースをネットでよく見ていました。

そのとき話題に出ていたのは「ベビーカー論争」です。

混雑した電車にベビーカーを乗せるのは非常識か、はたまた、非常識だと怒る側が非常識か・・・。

正直、ため息が出ました。

小さい・・・あまりにも、いろんなコトが小さい・・・。

とはいえ、子供、とくに乳幼児を連れて外出する、というのは、一昔前の人から見ると

「子供が小さいうちは、親は我慢して子供に合わせて生活するものよ~」

と一蹴されてしまいそうですし、その考え方自体、ある意味正しいとも言えます。

子供が小さいうちは、わざわざ大人の買い物に引っ張り回して「静かにしていなさい」というのは、確かに「?」ではあります。

でも、①で言ったように、大人たちは日常生活ですでにストレス満タン!なこの日本。

「じゃあ、私たち俺たちは、どこにも出かけちゃ行けないわけ?」

となりますよね。

しかも、車でどこか行こうと思っても、渋滞、渋滞、また渋滞・・・。

休日だけじゃなく、働くお母さんがやむを得ずベビーカーで電車に乗ることもあるだろうし、

検診や病院に行くことだってあるはずです。

でも、毎日通勤電車でストレスに耐えまくっているサラリーマンにとっては、子供の泣き声は不快だし、ベビーカーの大きさも邪魔に感じるのは、人間として仕方のないことだとも思います。

どちらも悪くない。たぶん、誰しも分かっているはずです。

単純に考えて、日本の国土がもっと広く、都心部に機能が集中しすぎずにいたら、こんなことは起きないわけです。

アメリカでは(大都市を除く)どこへ行くのもだいたい車でしたし、電車を使っても、日本のような大混雑はありませんでした。

スーパーの通路も広々、駐車場もスカスカ、駅のホームもがらんとしていて、たいていの人が小さな子供を見るとニコッとほほえんでくれます。

「子供、ウェルカム!」

その雰囲気があるだけで、育児中の親たちのストレスがどれほど軽減されるか!!!

空間に余裕がある、ということは人の心にも必ず余裕を生むのです。

それから、多民族が当たり前のように暮らすアメリカでは、子供同士の比較が容易ではありませんでした。

「うちの子もうすぐ3歳なのに体が小さくて・・・」

という悩みがあったとしても、あまりにもいろんな子がいるので、だんだんどうでも良くなってきます。

それが民族や人種の違いによるものなのか、文化、宗教の違いによるものか、そして純粋に個体差なのか、正直何が理由か全く分からないけれど、同じ物差しで測れない人ばかりなので、

「比較しよう」

と思うことがばかばかしくさえなってくるのです。

なっちゃんが学校に行くスクールバスの乗り場は、

インド人5人、アジア人2人、アフリカン2人という構成でした。

どの子も、その子なりの体格で、服装で、髪型で、笑顔で・・・それ以上でもそれ以下でもなく、普通にそこに集まっていました。

そういう場に行くと「世界は広いな、いろんな人種・民族がいるな、うちの子もこれでいいんだ」と、自然と思えるようになります。

それが日本に帰ってきたとたん、いろんなことが目につき、気になります。

保育園のお友達に再会すれば

「同年齢の子はもうみんな自転車に乗れているのに、なっちゃは乗れないゾ」とか

「うちのこのランドセルは赤で良かったのかしら」とか

しまいには

「入学式って、親は何を着ていくの?このスーツじゃ浮く?」

なんて、友達に相談しちゃったりね。

人種や民族、文化の違いという言い訳ができない分、もう、どっぷりすべてが「比較」の材料なこの日本・・・く、苦しい・・・。

こんな環境で、どうやって「伸び伸び個性を育てよう!」なんてできるんでしょうかね。

第一、親自身が「空気を読む」とか「読まない」とかで苦しめられているのに。

みんなが同じ方向を向きながら、ほんのちょっとだけ個性を出す・・・という日本式個性。

高校生が一生懸命、校則に引っかからない程度に制服をアレンジするような、そんな感じが、なんだか、ねぇ。

アメリカの、人があんまり住んでない真ん中あたりを切り取って、日本にくっつけられないかしら。さもなくば、過疎化した村に、東京の企業をどんどん振り分けて行くとかね。

この苦しさを受け入れて、この競争社会を是としながらそこに乗っていくべきか、考えどころです。

もう、むしろ逃げた方がいいんじゃないか・・・、そう、思ってしまう自分を、誰か引き留めてくれ~!

次回は日本のここが素晴らしい!です!

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